Active Brain CLUB vol.36:
親子コミュニケーションが脳を育てる2019.11.01定年後入門

スマホやゲームの登場で、親子のコミュケーションの時間が減っていると言われています。また、親が赤ちゃんの顔を見ずにスマホに熱中していたり、スマホに子守りをさせたりすることの影響が問題視されています。

東北大学加齢医学研究所の竹内光博士と川島隆太博士らの研究グループの2015年の発表によると、親子で一緒に過ごす時間が長いほど、脳の右上側頭回(うじょうそくとうかい)の発達や言語理解機能に大きく影響するということが報告されています。

右上側頭回は側頭葉のひとつで、文脈、皮肉や比喩などの言語的理解に関わる重要な領域です。

今まで、親子のコミュニケーションが乳幼児期の情緒にいいことは様々な研究で発表されてきましたが、子どもの脳にもいい影響を与えるということです。

この研究は、5歳から18歳の約250人の子どもを対象に、知能検査とMRI画像で脳構造の変化を、3年後の2回に分けて分析したものです。

その結果、親子のコミュニケーションが長いほど、高い言語理解指数を示すことが判明。さらに3年後の調査では、言語理解指数がより高くなっていることが明らかになりました。

年齢を重ねると子どもはスマホやゲームに熱中することが増え、親子でコミュニケーションをする時間は減少しがちです。

けれども子どもの脳の成長のためには、親子で一緒に過ごすこと、特に会話を持つ時間を積極的につくることが大事です。

掲載元「監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)」


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