定年後研究所について

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設立背景

一般社団法人 定年後研究所は、次世代シニア(在職中の50代社員)に対し、『定年3.0』を提唱します。
『定年1.0』は昭和の時代の定年概念、定年後は「老後であり、余生」。『定年2.0』は平成の時代の定年概念、年金支給開始の繰り下げ、雇用(定年)延長などの変革の時代。
高齢社会(長寿化)がいよいよ現実のものとなり、定年後の時間をどう過ごすか?と言う課題が顕在化し、前例のない「不安な時代」が到来しました。

企業で働く50代社員に、年齢を事由とした配置転換や出向、役職定年を契機に、働くモチベーションが著しく低下した状態、所謂、“50代シンドローム”が蔓延していることが、当研究所の調査によってわかりました。
一方、企業で50代社員の活性化対策を講じている例は3%弱に過ぎません。『50代が、定年までの10年以上の年月をイキイキと過ごすことができるかどうか』は労使共通のシリアスな課題となっています。
当研究所が提唱する令和の時代の定年、すなわち『定年3.0』は“生涯現役”が一般化する時代。
自分自身の能力や経験を活かし、自らの価値を創出する為に、新しい“繋がり”、多様な“学び”、幅広い“情報”が必要となってきます。
しかし、その価値を創出するには現役時代からの準備が不可欠となっています。

※「定年後」に関する予備調査(定年後研究所:2018年3月)

定年後研究所コンセプトムービー2018.7.10

設立のねらい

一般社団法人 定年後研究所は、定年後人生を豊かにするための調査研究を行う機関として2018年に発足致しました。人生100年時代のなかで、特に、50代以上の企業人・会社員のセカンドライフ支援・準備に向けた研究活動を行っています。
当研究所では定年前、特に50代の歩き方に重視しており、定年前後の世代を中心とした情報やサービスの収集・提供を行ってまいります。

社会的な役割を果たす志で設立した定年後研究所は、具体的な活動を通して右のようなステークホルダーに貢献していきます。
まず50代会社員の自走人生の実現に向けた貢献を考えています。
彼ら自身が次世代のロールモデルとなっていく期待ができ、彼らの勤務する企業にも貢献できます。
50代が価値を創造し、明るく元気になることにより企業全体にも好影響を与えます。
定年に関心のあるマスメディアや研究者にも積極的に協力し、引いては日本社会の経済活動にも貢献していきます。

定年後研究所におけるステークホルダーの図

定年後研究所の考え

私たちは、「定年後の自走人生」に向き合う
企業と中高年社員を応援する機関です。

少子高齢社会においては、「いよいよ人生100年・生涯現役の時代がやってきた」という期待の中で、社会保障制度問題に起因した「より長く、社会で活躍できる自律シニアを増やそう」という動きが活発になってきています。加えて、「コロナ禍」という予測できなかったアクシデントの発生も相俟って、企業や中高年社員を巡る環境は、従来以上のスピードで大きく変化しようとしています。

そのような中で、企業側からは
  • 終身雇用、年功序列賃金、メンバーシップ型雇用などの“伝統的制度”を存続させていくこと
    はこれまでのやり方ではもはや難しい。
  • 「中高年社員の活性化」も課題であるが、限られた財源は若手層に振り向けなければ・・・。
  • 「ITリテラシー」等、働き方様式の激変に伴って求められる能力・スキルを考えると、中高年社員への対応はどうしたらいいのだろうか。
といった声が聞こえてきます。
一方、中高年社員の側では、
  • これまでは、65歳までの「雇用は守られる」という気持ちだったのだが・・・。
  • ここにきて、コロナ禍による経済環境の悪化等を考えると、もはや会社に頼れる時代では
    なくなったてきたのではないか。
  • これからの定年後を考えると自分の力で「対処しなければ」大変なことになる。
というようなマインドの変化が見られます。

私たち定年後研究所は、こうした変化に乗り遅れることなく、自律的に将来に繋がるセカンドキャリアを積み上げていくことが大切な時代と捉え、企業と中高年社員のみなさまを応援したいと考えています。

 
 
 

所長の挨拶

定年後研究所所長の池口です。

働き方モデル、ビジネスモデルが加速度的に変化している時代環境の中で、私たち50代以降の中高年社員は、自らの存在価値や生き甲斐を模索しながら、挑戦と不安が交差しているのではないでしょうか。

一方で、企業側も、中高年社員が培ってきた経験や、豊かな人間性を評価している反面、モチベーションダウンや変化への対応力面で、中高年社員の活用に苦慮しているのも現実ではないかと感じています。

ただ、多くの企業で、今後急速に中高年社員がボリュームゾーンになる中で、その活性化が生産性や競争力、更には社会全体の活力を左右しかねないのは論を待たないと思います。

私自身は、所謂ジェネラリストや中間管理職として会社生活に浸りながら、50代で初めて出向を経験し、マインドセットやキャリア観の見直し、更には学び直しも迫られている一人の会社員です。

同じ世代の仲間の多様な価値観を体感しながら、このサイトにご来訪頂いた皆様と、新しい中高年社員像を共創していきたいと願っております。

所長

池口 武志

<経歴>
1963年生まれ
1986年日本生命保険入社
現在、(株)星和ビジネスリンク常務執行役員、一般社団法人定年後研究所理事所長 キャリアコンサルタント(国家資格)としても活動中。
著書「定年NEXT(廣済堂新書)」。

研究所概要

名称 一般社団法人 定年後研究所
所長 池口 武志
設立 2018年2月15日
所在地 〒108‐0014 東京都港区芝 4-1-23 三田NNビル4F
代表理事 近 浩二 (星和ビジネスリンク 代表取締役社長)
理事 森田  朋 (日本生命保険相互会社)
柴田 ひかり (あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)
池口 武志 (定年後研究所 所長、星和ビジネスリンク 常務執行役員)
浅田 典之 (星和ビジネスリンク 執行役員)
木本 国広 (星和ビジネスリンク 執行役員、定年後研究所企画開発主務)
山口 斉 (星和ビジネスリンク 企業総合営業本部副部長、定年後研究所企画開発主務)
監事 鶴岡 裕二 (星和ビジネスリンク 執行役員)

アクセス

一般社団法人 定年後研究所

〒108‐0014
東京都港区芝 4-1-23 三田NNビル4F

JR「田町駅」
徒歩5分

都営三田線「三田駅」
直結(A9出口)

都営浅草線「三田駅」
徒歩3分

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