Active Brain CLUB vol.33:
スマホの使用時間と学力には相関関係があった!2019.10.11定年後入門

内閣府「2018年インターネット接続機器の利用状況」によると、スマホの所有率は、小学生は40.7%、中学生は65.8%、高校生は94.3%という結果に。小学生から高校生のインターネット使用率は、「利用している」が93.2%、「利用していない」がわずか6.8%ということがわかりました。インターネット利用内容は、動画視聴が78.6%、ゲームが76.4%についで、SNSが65.5%、勉強・学習・知育アプリ37.6%と、遊びから勉強まで、幅広く利用しているようです。

子どもたちにとってもスマホやインターネットがあたり前の時代となりました。

けれども東北大学加齢医学研究所所長川島隆太博士は、そんな現状に警鐘を鳴らしています。2013年度仙台市標準学力検査、仙台市生活・学習状況調査と、その調査に基づく数年間の脳発達の追跡調査の結果から、スマホの使用と学力低下に相関関係があることが明らかになったのです。

当初、スマホを長時間使うことで睡眠不足や学習時間の減少に伴い、学力が低下するのではないかと思われていました。

しかし、追跡調査の結果から、スマホを使い続けること自体のほうが、子どもの脳に何らかの影響が出ている可能性が高いということです。

下記の「スマホ使用生徒の成績の変化(4教科平均偏差値の変化)」のデータは、2015年度にスマホを使用していた生徒の、翌年、翌々年のスマホ使用と成績の変化を見たものです。スマホを使用していた生徒がスマホの使用をやめると、成績が向上するということがわかります。

さまざまな知識を取り入れる大切な小中学校の時期に、スマホの使用によって、成長時期だけでなく将来、脳にどのような悪影響を及ぼすのかは想像しただけでも恐ろしいことです。

子どもにとって本当にスマホは必要かを考え、持たせたとしても使用時間を1日1時間以内に制限するなどのルールづくりは必要です。

掲載元「監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)」


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