Active Brain CLUB vol.22:
運動は、脳の成長を促す!2019.08.01定年後入門

近年、さまざまな脳の働きと運動の関係について研究が進められています。中でも注目されているのが、認知症予防の鍵を握るといわれる「BDNF(脳由来神経栄養因子)」です。重度のアルツハイマー型認知症の患者の脳では、BDNFの発現量が減少している※という報告もあります。

年齢とともに減少するといわれているBDNFですが、年齢を問わず運動をすることで、増やせることがわかってきました。

BDNFは神経細胞の発生や成長、再生を促すだけでなく、学習や記憶など脳の認知機能の向上など重要な役割を担っているタンパク質の一種で、おもに記憶を司る海馬や大脳皮質に多く含まれています。

数ある運動の中でも、BDNFが増えるのは、体内にたくさんの酸素を送り込むウォーキングやスイミングなどの有酸素運動です。

激しい運動をすればするほど効果が高いと思われがちですが、腕立て伏せやダンベルトレーニングなどの短時間で行う激しい運動は無酸素運動になります。有酸素運動ほど、高い効果が得られないので注意が必要です。

出典)
Phillips HS, Hains JM, Armanini M, Laramee GR, Johnson SA, Winslow JW (1991): BDNF mRNA is decreased in the hippocampus of individuals with Alzheimer’s disease. Neuron, 7:695-702.

掲載元「監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)」


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