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2018年07月23日

教える人になろう!支援機関&サイトガイド

教える人になろう!支援機関&サイトガイド 2018.07.23学ぶ・教える


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人生の後半戦において、人には新たな役割が生まれます。それは、それまでの人生で蓄積してきた知識や知恵を「教える」ことによって次の世代へと継承していくことです。自分のこれまでの「学び」が、次世代の誰かの「学び」になる。そしてその「学び」は、その人の「生きる力」になる。「教える」ことは、とてもワクワクする、やりがいのある活動といえるでしょう。そうはいっても、自分の力だけで「教える」を実現することは簡単なことではありません。ここでは、「教えたい人」の支援活動をしている、さまざまな機関やサイトを紹介していきます。

メディアの進化とともに、教え方のバリエーションは増加中

同じ「教える」でも、その方法は多様です。昔は想像もできませんでしたが、自分の知識を文章にまとめ、ネット上で公開するといった方法も、今ではごく普通のことになっています。メディアの進化とともに、日々新しい教え方(学び方)が誕生し、バリエーションも増え続けているのです。

しかし現在もなお教え方の中心は、「対面で教える」です。教える人と学ぶ人が、同じ空間でダイレクトにコミュニケーションを取りながら、知識の授受を行う。今も昔も変わらない「王道」といえるでしょう(マンツーマンの場合と一斉授業形式の場合とがあります)。

「対面で教える」は、一般的な方法であり、おそらく皆さんもこの方式をイメージしていると思いますが、この方法で活動を開始しようとするとき、ほとんどの人は大きな問題にぶつかることになります。それは、「教える相手(学びたい人)」を見つけることが、個人の力では非常に難しいという点です。どんなに「教えたい!」と思っても、これではどうにもなりません。

教える人の「支援機関」とは?

そこで登場するのが「支援機関」です。ほとんどの支援機関は、「学びたい人」と「教えたい人」をつなぐ活動を行っています。さまざまなチャネルを活用して「学びたい人」を集め、「教える人」のための舞台を用意する。言い換えれば、「人を集める」という機能を代行することによって、普通の人が無理なく「教える人」になれる環境を作ってくれるのです。

以下に紹介するのは、そうした支援活動をしている機関です(こうした機関は他にもありますので、ごく一部の例とお考えください)。「教えたい」と強く思っている方は、こうした機関に登録し、「教える人」への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

※教える場合に免許や許認可が必要なものがあります。ここでは、特に資格がいらないものを集めています。

■ 支援機関(1):シニア大樂

  1. ・15年前から続いている同団体には、企業OBや研究者、大学教員、芸能関係者などが講師として登録。自治体をはじめとするさまざまな団体から、ビジネス、教養、エンターテイメントなど、幅広いジャンルで講師派遣の依頼があり、テーマに応じて紹介をしています。
  2. ・経験や知恵を話せるジャンルを定め、テーマを明確にして講師登録をするとリストに掲載されます。団体等からの要望があった場合に、講師として派遣されます。
  3. ・魅力的なタイトルにするためのアドバイスや話し方の講習会など、講師として活躍するための支援も充実。同じように講師登録している元アナウンサーや落語家の方が話し方講習会も担当しており、講師としての技量を高めることもできます。
  4. ・登録ジャンルは「(1)高齢社会・くらし、(2)心とからだ、(3)生き方・わが人生、(4)教育・家庭、(5)趣味・芸術、(6)レジャー・旅行、(7)エンターテイメント、(8)ビジネス・研修、(9)その他の区分」となっています。詳しくは団体サイトをご覧ください。
  5. 活動地域は主に首都圏となっています。
  6. 運営団体:特定非営利活動法人シニア大樂

■ 支援機関(2):株式会社Ageless

  1. ・同社では、知恵や経験を生かすクラウドサービス「LessQ」を運営。教えてほしい人(相談者)と教えたい人(アドバイザー)のマッチングを行っています。
  2. ・アドバイザーは全員が実名を出し、過去の経歴や実績を登録します。相談者がその紹介文を見て連絡を取ることもできますし、アドバイザー側が相談者の悩みを見て投稿欄に助言を書き込んだり、「自己の経験が役立つかもしれない」と連絡したりすることもできます。一般公開される無料相談と非公開の個別相談があり、個別相談は、個々に契約する有料ベースの支援となります。
  3. ・相談カテゴリーは幅広く、会計・人事・マーケティングなど、職務別に分類されたビジネス関係のテーマに加え、生活・趣味、美容・健康、トラベルなどもカテゴリーとなっています。ちょっとした体験をもとにアドバイスするなど、「専門家」ではない人でも活躍できるのが特徴です。
  4. ・地域:全国(ただし個別相談は地域制約が生じる場合があります)
  5. 株式会社Ageless、サイト名:LessQ

■ その他の支援機関

コンテンツも集客も自力で行うやり方で、講座を開催することができます。インターネット上に、下記のようなセミナー開催を支援するサービスがありますので、活用してみてもよいでしょう。

  1. ■ Peatix
  2. グループ・イベント管理システム。講座実施を決めた後、チケット販売・集客に使うことができます
  1. ■ ストアカ(ストリートアカデミー)
  2. 学ぶ人と教える人のマッチングサイト。WEBシステムを使って講座公開することができます。

他にも、NPOやコミュニティ大学、地域講座などが、支援機関的な役割を果たしてくれる場合もあるので、「教える人」を募集していないか、問い合わせてみるのもいいでしょう。また、研修団体や塾の所属講師になる、習い事の師範になるなど、「教える人」になる道は多様なので、いろいろな角度から研究し、動いてみることをお勧めします。


「教える人」に関連する情報を、参考として掲載します。ご一読ください。

  1. 「企業OBが学校や地域で教えるNPO」認定特定非営利活動法人コアネット
  2. 「学び直し」が定年後の輝きをつくる~教える人になるためのキャリアの向き合い方

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