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2018年07月01日

定年間近のこれからをどう生きる? 50代のための未来年表

定年間近のこれからをどう生きる? 50代のための未来年表 2018.07.0150代の歩き方


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 50代の人にとって「未来を考える」ことは、若者の特権だと思うかもしれません。先が長く、成長余地が大きいという理由かもしれませんが、それは本当でしょうか?人生100年時代がすぐそこまで来ている今、50代というのは、「先が長くない」「成長余地がない」と決めつけていい年代とは言えないでしょう。「未来を考える」ことは、50代にとって十分に必要なことだと言えるのです。現在の平均寿命で考えてみても、まだ30年近い歳月があります。そこで、2050年頃までに日本や世界で起こるとされていることを、年表形式でまとめてみました。30年後は遠いことのような気がするかもしれませんが、今50代であればまだまだ現役である可能性は十分あります。未来年表を、ぜひ当事者意識をもって眺めてみてください。そして、忘れかけていた「未来を考える」という思考を思い出すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

未来年表

  • 2025年

    団塊の世代がすべて75歳以上に

    団塊の世代は、終戦直後の1947~1949年に生まれた世代であり、この3年間の合計出生数は約806万人に達します。2025年には、この巨大な世代が75歳を超えて後期高齢者となるため、医療・介護問題などがより深刻化すると考えられています。

  • 2027年

    リニア中央新幹線(品川・名古屋間)が開業予定

    最高設計速度505km、品川‐名古屋間の所要時間約40分。1962年、旧国鉄時代の研究がスタートした超電導リニアは、50年以上の歳月を経て、この年ようやく開業のときを迎えることになります。

  • 2029年

    生産年齢人口が7,000万人を割りこむ

    生産年齢(15~64歳)の人口は、戦後一貫して増え続け、1995年には8,726万人に達しました。しかし、徐々に減少局面に入り、2029年には7,000万人を割りこむとされています。その後も減少は続き、2065年には4,529万人になると予測されています(国立社会保障・人口問題研究所の平成29年推計による)。

  • 2030年

    全国の空き家率が30%を超える

    日本の空き家率は、2013年時点ですでに13.5%に達していますが、少子高齢化の進展によってこの流れはさらに加速。2030年には30%を超えると予測されています(野村総合研究所による)。住環境の悪化だけでなく、処理に伴うコストの負担問題など、さまざまな問題が生じると予測されているのです。

  • 2035年

    団塊ジュニア世代がすべて65歳以上に

    1971~1974年に生まれた子どもたちは、親が団塊の世代であることが多く、団塊ジュニアと呼ばれています。団塊の世代同様に人口が多く、この世代が高齢者の域に入ってくることの財政等への影響は、極めて大きいと考えられています。

  • 2035年

    茨城と富山を結ぶ一帯で皆既日食

    2009年に硫黄島などで観測されて以来の皆既日食となります。9月2日、天気がよければ富山・長野・前橋・水戸あたりで観測できる可能性があります。

  • 2040年

    523自治体の人口が1万人割れ

    日本創成会議の発表によれば、全国1,800自治体のうち、2040年時点で人口が1万人を切る市町村は523に達し、これらを含む896の自治体が消滅危機にひんするとされています。特に東北各県では、8割以上の市町村がこれに該当します。

  • 2042年

    老年人口(高齢者数)がピークに達する

    国立社会保障・人口問題研究所の平成29年推計によれば、2042年に老年人口(65歳以上の高齢者数)は3,935万人とピークを迎え、そこから減少に転じるとされています(2065年時点では3,381万人と予測)。これは少子高齢化が止まるということではありません。人口の絶対数が減って、老年人口も減るということです。

  • 2045年

    シンギュラリティが到来

    シンギュラリティは、アメリアの未来学者レイ・カーツワイルが2005年に提唱した概念。この頃に、人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)に達するというものです。人間と同じような汎用的な知能をもった人工知能が実現されれば、労働市場などに与えるインパクトは非常に大きいとされます。

  • 2045年

    リニア中央新幹線(東京・大阪間)が開業予定

    品川・名古屋間の開業から20年近くたって、リニア中央新幹線全体が完成することになります(最大8年間の前倒しもありえます)。国土交通省の資料によれば、東京・大阪間の総延長は約438km、所要時間は約67分。総額9兆円超の巨費が投じられます。

  • 2050年

    世界の人口が98臆人に達する

    日本が人口減少の一途をたどる一方、世界の人口は、今後も毎年約8,300万人のペースで増加するとされています。国連の世界人口予測(2017年改訂版)によれば、2030年に86億人、2050年に98億人、2100年に112億人に達すると予測されています。

  • 2053年

    日本の人口が1億人を下回る

    国立社会保障・人口問題研究所の平成29年推計によれば、日本の人口は、2053年に1億人を割る(9,924万人)という予想が出ています。その後もさらに減少は続き、2065年には8,808万人まで減少するとも予測されています。

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