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2019年02月01日

長谷部真奈見の1000分の1と共に vol.6

長谷部真奈見の1000分の1と共に vol.62019.02.01働く


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今更?!英語を学び直すタイミングPart2

元外資系投資銀行のバンカーで、現在はアナウンサー、ヨガインストラクター、ファイナンシャルプランナー、会社経営者、NPO法人理事、妻、障がいのある子どもの母など、いくつもの顔を持つ長谷部真奈見さんによる連載。

約30年ぶりにオーストラリアを訪れました。ちょうど私が今の娘と同じ小学生の頃、初めての海外旅行先がシドニーでした。出掛ける前から日常英会話の例文や、旅行で必要な英単語などをメモ帳に書き出し覚えて行ったことなどを思い出し、初心に返る感覚でした。

まだまだ未熟とはいえ、語学(英語)力は、私が学生時代に身につけた一番の財産であると言って間違いありません。これがなければ今の私の仕事は半分もありませんし、人生の選択肢も広げてくれました。

だからこそ、我が子にも幼いうちから語学力や国際感覚を身につけながら成長して欲しいと願っています。娘の通う小学校は「英語教育重点校」に指定されていることもあり、小学一年生から常駐の3名の外国人指導員(ALT)の先生と英語で挨拶の仕方や単語など、「聞く」、「話す」ことを学んでいるようで、おかげで英語の時間がとても楽しいと言っています。

文部科学省が公示した2020年度以降の小中学校の新学習指導要領について、2018年度から先行実施が始まりました。小学5、6年生で行っている外国語活動を3、4年生に前倒しし、5、6年生で外国語科(主に英語)が導入され「教科化」されるのです。そして、東京都の番組で都立高校の英語学習の現場を取材しました。

そこで驚くべき授業風景を目にしたのですが、普通の教室で、生徒一人ひとりがタブレット端末を使い、リアルタイムで海外のネイティブスピーカーとオンラインで繋がりマンツーマンの英語授業を受けているのです。一人ひとりの端末画面に映っている顔も違い、それぞれ生徒のレベルに合わせた授業が行われていました。こんなに今の学生は贅沢な英語の授業を受けているのかと羨ましく思いつつも、これだけ授業を受けていたら、大人になって「私は英語が出来ません」と言うことが出来なくなりそうだなと(苦笑)、そんな時代が日本にも到来しつつあるのだなと感じました。

東京2020オリンピック・パラリンピックを見据え、今の大人たちも英語を学び直す機会がもっとあって良いのかもしれません。私はあらためて自身の英語力を磨きたいと思っています。

vol.7へ続く

(文 長谷部 真奈見)

長谷部 真奈見 プロフィール
1978年生まれ。広島大学附属福山中・高等学校在籍中に、米オレゴン州Eagle Point High Schoolに留学
慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、JPモルガン・チェース入社、投資銀行業務に携わるも、本社のあるNYにて研修中に9.11世界同時多発テロ事件に遭遇、一転ジャーナリズムの道を目指し福井放送に入社
報道番組の記者兼キャスターを務め、現在はフリーアナウンサーとして活動中

(株)Studio7(スタジオナナ)代表取締役
ヨガインストラクター、ファイナンシャルプランナー、コメンテーターなど多方面で活躍する傍ら、NPO法人の理事としてボランティア活動や、障がいのある子育てについても積極的に発信を続けている

著書「絵本ヨガ 森のくるるん」(そうえん社)

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