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生活
2019年01月04日

孫や家族を喜ばせたい。プレゼントにデコ巻きずし

孫や家族を喜ばせたい。プレゼントにデコ巻きずし 2019.01.04定年後入門


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「働いていたころは時間がありませんでした。」
・時間に余裕ができた今、手の込んだ凝った料理を作ってみたい。
・孫や家族へのプレゼントに、想いのこもった特別なものを渡したい。
そんなことを考えている方に、ぜひおすすめしたいのが「デコ巻きずし」です。

相手のことを想い、手間とアイディアのこもった巻き寿司で、大切な人を喜ばせてみてはい かがでしょうか。

今回はデコ巻きずし教室で講師を務める下野ひとみさんに、お話を伺いました。

デコ巻きずしとは、飾り巻き寿司や祭り寿司といった呼び名で親しまれている、絵柄のついたお寿司のことです。下野さんにデコ巻きずしの発祥について伺いました。

■ デコ巻きずしはどのように始まったのでしょうか?

「元々は千葉県房総半島の郷土料理房総祭り寿司で、江戸時代くらいからあるものと言われており、具材と巻き方を工夫し、断面に美しい図柄を描きます。現在は、現代風にアレンジした絵柄やお弁当箱に入れやすい大きさのものが多いのが特徴です。」

(写真:デコ巻きずし)

■ デコ巻きずしにはいろいろな絵柄があるようですね。

「お花や動物を中心に行事や季節に合った絵柄が数え切れないほどあります。去年の夏から始めた『デコもち』というものもあります。」

■ デコ巻きずしの簡単な作り方を教えてください。

「酢飯とのりと食材があれば作ることが出来ます。ごはんは巻きずし1本で0.5合~1合合くらい使うものまで様々です。色付けもすべ て食材で行います。ピンクなら、さくらでんぶに似ているおぼろという白身魚で出来ているものを酢飯に混ぜたり、茶色はカツオふりかけや鶏そぼろを使ったりします。色付きごはんを用意したら、次にパーツを作っていきます。花びらなどをつくって組み立てていきます。子供や年配の方にも人気で、中には男性の方もいらっしゃいます。」

デコ巻きずしの原型は江戸時代からあったそうです。デコ巻きずしは想像以上に歴史のある料理なのです。

デコ巻きずしは難しくない!

■ 結構複雑そうに見えますが、作るのにどのくらいかかるんでしょうか?

「簡単なものなら 15分くらいで出来ます。少し複雑なものでは1時間くらいかかるものもあります。基本のお花などは初心者向けで、簡単に作ることができます。」

(写真:子どもが喜びそうな絵柄も、実は簡単!?)

■ 誰でもできるものでしょうか?

「のりをどのくらいの大きさで切って、そこに何グラムの酢飯を置けばというようなことまですべて決まっているので、それさえしっかり行えば、どなたでもきちんとできます。」

■ 特に簡単な絵柄、難しい絵柄などはありますか?

「簡単なのはバラ、一見すると複雑そうですが簡単に出来ます。左右対称でないものや、漢字は初心者には少し難しいかもしれませんが、慣れればどなたでも作ることができます。」

デコ巻きずしは複雑そうに見えて、案外簡単に出来るものもあるということです。作る絵の種類によって初心者向けのものから、上級者向けまで自分で選んで作ることができるのも、魅力の一つでなのでしょう。

デコ巻きずしの活躍ポイント

■ お子さんのお弁当などでよく見かけますが、やっぱり人気なんですか?

「はい、普段のお弁当だけでなく持ち寄りパーティーや、運動会のお弁当などでも活躍します。あと、孫や友人にちょっとしたプレゼントとしてもとても人気です。また、ちょっと意外なところでは、結婚式でケーキカットの変わりに巻き寿司カットをなさったこともありました。」

(写真:こんなデコ巻きずしが作れたら人気者間違い無し)

デコ巻き寿司はさまざまな場面で作られているようです。作り方を覚えて自分で作れるようになれば、ちょっとしたパーティーや友達へのプレゼントとして活躍すること間違いなしです。

孫の誕生日にデコ巻きずし!

「教室に来られる方の中には、お子さんや年配の方も多くいらっしゃいます。特に、お孫さんに作ってあげたいという年配の方は多いです。」

■ なるほど。子供が好きそうな絵柄もたくさんありますものね。

「可愛い動物柄やお花柄などを作ってお孫さんにプレゼントするという方は多いです。夏休みにお孫さんと一緒にレッスンに来て作る、というのもとても楽しいと思います。レッスンでは、巻いてその場で切ってもらいますが、切るまでは上手くできたのかわからずドキドキします。このドキドキ感も楽しみであったりします。それから、お孫さんを驚かせたかったら、切らないでそのまま持ち帰り、ご自宅で切ってもらうというのも面白いと思います。」

(写真:お孫さんへのプレゼントに最適)

デザインなど、お孫さんの年齢や好みなどによってどういったものがいいか迷うこともあるでしょうが、 まずは自分で作ってみて欲しいと下野さんはおっしゃいます。上手くできなくてもいいので、まずは、自分の気に入ったものからつくってみることが重要ということです。

■ 何かおすすめの絵柄などはありますか?

「季節を取り入れた絵柄が良いと思います。教室でおすすめしている月ごとのメニューは、2月がお雛様、3月がさくらやチューリップ、4月はこいのぼり、6月はあじさい、7~8月はペンギンなど海系のもの、9月はお月見やうさぎ、10月はハロウィン、11月は次の年の干支やクリスマスのもの、12月はお正月のものなどです。クリスマスのときにはお寿司のケーキなども作ることができます。平均すると、年代に関わらずかわいい系のものが人気です。時々落ち着いた江戸前細工寿司などもとり入れたりしています。」

お孫さんの誕生日やクリスマス、ひな祭りやこどもの日には、ぜひ作ってみたいかわいらしいデザインのものもたくさんあります。絵によって作り方が異なるからこそ、イベントの度に作ってみることも大きな楽しみになっているのではないでしょうか。

デコ巻きずしの魅力

■ 下野さんにとって、デコ巻きずし講師としてのやりがいは何ですか?

「生徒さんが喜んでくれるのがや一番嬉しいです。始めての方は上手くできるかわからず緊張なさっている方もいらっしゃいますが、帰る時には笑顔で帰ってくださいます。それが楽しみです。」

■ デコ巻きずしの魅力は?

「一番の魅力は切った時のわくわく感ですね。作る過程も非常に楽しく、工作のような感覚です。食べる人が喜んでくれるというのもやりがいに繋がります。バラなどは華やかなので、ちょっとおよばれした時に、ケーキなどの代わりに持っていくことができるのも大変魅力的だと思います。」

お寿司を切った瞬間目に入る色とりどりの美しい絵柄には、子供から大人までさまざまな人の心をつかむ何かがあるのでしょう。自分で作ったお寿司を切る瞬間の楽しみと、その楽しみを回りの人と共有することで生まれる喜びがデコ巻きずしの大きな魅力と言えるかもしれません。デコ巻きずしを知らない人はまだまだたくさんいます。

「最近は日本に訪れた外国人で作りたいという方もいます。日本人にも、もっと親しんでもらいたいです。各家庭でもっとたくさんデコ巻きずしが作られるようになったらうれしいです。」

下野さんはこのように語ってくれました。大切な人への想いのこもったデコ巻きずしをご家族、お孫さん、ご友人へのプレゼントとして、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。


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