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生活
2018年12月10日

小島貴子の人生100年時代の生き方・楽しみ方 vol.4

小島貴子の人生100年時代の生き方・楽しみ方 vol.42018.12.10先輩に聞きました


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50歳からの友達

人生100年時代となりました。さて、今年も多くの方は年賀状のやり取りをされたと思います。一般的に「知人・友人」という互いの連絡において、頻繁疎遠を関係なく「知っている」と言い合える人の数は、1000人から1500人と考える事が出来ます。

小学校から高校までが1クラス40名として12年間(毎年クラス変えがあるとして)480人。それに先生などが入り、500名。大学・職場・親戚・近隣・趣味・配偶者の関係が入って500名。

歳を重ねるほど、出会いは狭く少なくなると言われていましたが、インターネットの普及でSNSというツールが身近になった事で、この出会いの数は相当に増えてきました。

私自身も6年ぐらい前から始めたFacebook。最初は何を発信していいものか?戸惑いながらも、色々な人の考えや行動が伝わってきて、中々面白いなと感じながら続けています。

そのFacebook で繋がりが広がって出来た50歳を過ぎての友人というのは、出身地も、学校も仕事も違う、今まで自分の生きてきた世界とは全く違っている人なのです。それは、共通性がピンポイントであり、結構深い「趣味・特技」の領域に近い人です。例えば、音楽が共通項だったり、好きな作家さんのグループで繋がったりするので、それ以外には、最初のうちは、見事に全く接点がありません。

そんな共通点だけの繋がりで知り合った人からどんどん人の繋がりが広がり、今では、旅行まで行く仲になっています。
旅行まで?と7年前の私ならば驚くような事ですが。出会ってみると、それぞれが大人の距離感があり、価値観が違えば、それなりに距離を置き自然と疎遠になり、最終的には、気心の置けない人と繋がるという事だと知りました。

次回は、そこで出会った60歳から夢を叶えた素敵な方をご紹介したいと思います。

(文 小島貴子)

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小島貴子

小島 貴子
東洋大学理工学部生体医工学科 准教授
1958年生まれ。埼玉県庁職業訓練指導員、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任准教授、東洋大学経営学部経営学科准教授などを経て、現在に至る。多数の企業で採用・人材のコンサルタントおよびプログラム作成と講師を務める。多様性キャリア研究所所長。株式会社Ageless社外取締役。『女50歳からの100歳人生の生き方』(さくら舎)など著書多数。

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