仕事
2019年07月01日
じいじは芝居をしていてかっこいいね
孫が「じいじは芝居をしていてかっこいいね」
と言ってくれるまで続けたい。2019.07.01 仲間をつくる
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表情豊かによく通る声でハキハキと話し、人の話しを優しく頷きながら聞いてくれるヒコさんに、演劇との出会いや楽しみ、今後の目標をインタビューしてきました。
演劇を始めたきっかけを教えてください
60歳以上のアマチュア劇団「かんじゅく座」が誕生し、初公演を上演するまでのドキュメント映画『つぶより花舞台』を見たことがきっかけでした。舞台挨拶に登壇していた女性の劇団員と目が合って、勧誘されて入団したという、思い返すと不純な動機です(笑)
決断の決め手は何だったのでしょうか?
まだ働いていた頃に定年後のシニアと関わる機会が多くあったんですが、皆さん生きがい捜しに苦労されていました。自分も定年後をちゃんと考えなければいけないと思ってボランティアや合唱団など行き場をリサーチしていました。最終的に演劇に決めた理由は、他の趣味ではあまり経験できない「恥をかく」という体験ができると思ったからです。
実際に「恥をかく」場面はありましたか?
演劇をして一番嬉しい瞬間を教えてください
共演している相手とセリフのやり取りをしていて気持ちがつながった時ですね。気持ちが共鳴しあうと一種のトランス状態になって役になりきっているんだと思います。
今後の目標を教えてください
3歳と5歳の孫に「じいじは芝居をしていてかっこいいね」と言ってもらうことです。
かんじゅく座とは
かんじゅく座は60歳以上の方々のアマチュア劇団。1年のうち、前半(6月~12月)は4人それぞれが個性豊かな基礎稽古を展開し、後半(1月~5月)は公演のための準備期間としている。現在平均年齢68歳、すでに何回かの本公演を実施、地域の方との交流、他劇団と交流を図るなど演劇を通したコミュニケーションを大切に、活動を続けている。