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健康
2019年03月15日

脳トレでシニア社員のモヤモヤを払拭

自走人生のススメ vol.7:脳トレでシニア社員のモヤモヤを払拭 2019.03.15定年後入門


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定年後研究所が運営するポータルサイト「定年3・0」では、「先輩に聞きました」というコーナーで、パワフルに活躍されている“先輩たち”に登場いただいている。

糸藤友子さん(52歳)もその一人だ。4回の転職をしながら、ご自身で決めた仕事のテーマにむかって真っすぐに進んでこられた糸藤さん。「子育て」や「健康寿命」をテーマに据えて「職場」ではなく「仕事」をチョイスしながら自走人生を歩んでこられた。現在は新たに「脳の健康」をテーマに株式会社NeU(東京都千代田区、長谷川清代表取締役)で活躍中だ。

糸藤さんが開発している、認知機能の維持向上のために脳を計りながら鍛える「Active Brain CLUB」は、昨年12月からスタートした新しいサービス。どのようなサービスなのか、糸藤さんにうかがってみた。

「小さな脳活動を測定する装置(超小型脳活動センサー)で脳の前頭前野をセンシングしながら脳トレをするんです。脳の活性化というのは、血流がしっかりあるということ。私たちが開発したセンサーをおでこに着けると、脳の前頭前野の血流を測ってくれるんです。

測定結果はスマホのアプリと連動してスマホの画面が変わります。青い状態だとあなたの脳はまだ活性化していませんよというサインです。それが段々、緑になって、黄色くなって、赤くなると、脳が活性化しているサインです。脳が活性化した状態で脳トレを続けると、トレーニングの効果が上がるわけなんです。」

さらに糸藤さんは、「今、ストレスがすごいじゃないですか?とくに50代のおじさまたちは家庭のストレス、会社のストレス、家族との関係、これからどうなるのかみたいな…。東北大学と日立製作所の研究で、前頭前野の脳の血流をコントロールするトレーニングをすると、ストレスが軽減されるというものがあって…。」と語る。脳の前頭前野の活性度を可視化しながら「脳トレ」をやってもらおうというのが、糸藤さんらの新しいチャレンジなのだそうだ。

役職定年や出向・転籍などを経験することによって、モチベーションが低下してしまう“50代シンドローム”に悩まされている50代会社員にとっても、「Active Brain CLUB」が“救世主”になるのでは…と、糸藤さんの話をうかがって感じた。定年後研究所でも、自走人生の準備を支援するプログラムとして大いに期待しているサービスである。

-「Active Brain CLUB」-
糸藤さんらが開発している新サービス「Active Brain CLUB」のアプリの設計は、30年にわたり脳科学研究を続けていらっしゃる脳トレ第一人者の川島隆太博士が直接プロデュース。川島博士の今までの研究成果をもとにした設計になっているという。
「Active Brain CLUB」の詳細はこちら

-先輩に聞きました:人生のステージごとに、仕事の「テーマ」を決めて、いつも新鮮な気持ちで –
4回の転職をしながら、ご自身で決めた仕事のテーマにむかって真っすぐに進んでこられた糸藤さん。「子育て」や「健康寿命」をテーマに据えて「職場」ではなく「仕事」をチョイスしながら自走人生を歩んでこられたその軌跡とは
糸藤友子さんのインタビュー記事はこちら


夕刊フジで毎週金曜日に連載中

得丸英司(とくまる・えいじ)
1957年生まれ。「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。
大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。

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