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仕事
2019年01月07日

仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフvol.8

外資系企業での輝かしいキャリアから一変。
リストラを機に新たな自分を発掘、発信し続ける勝屋 久さん55才 Part4

仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフvol.82019.01.07働く


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数えきれないプロジェクトや官民の役職を持つに至った現在、勝屋氏は自分のキャリア、その後のリストラという人生の大転換から得た「大きな気づき」を、得意のイラストや言葉におこして講演する機会が増えていきました。講演冒頭でよく見せている「IBMで勤めていた頃の自分と現在の自分の比較写真」は、毎度会場の笑いを誘うほど顔つきが変わっています。

最近はLOVEコネクターという肩書きでセミナーや講演を請け負っています。

LOVEという言葉は、男女の間の話と捉えられがちですが、人が心とつながっているとき、純度がグッと上がる、その状態をLOVEと考え、人の間に流れる心のやりとりはLOVEであることを訴えたいと考えています。そうした本気の訴えは行政にも届き、総務省や地方自治体主催の講演でもLOVEコネクターと紹介され、自分の気づきを共有する話は大絶賛を得ていると言います。

またある日の講演では「自分の中の常識、正しさを疑え!」「世の中の常識、正しさも疑え!」と最初に訴え、一人ひとりに変わるべき何かがあることを提起しています。次に何故自分が本当にやりたいことを見つけられず、変われないかという理由のひとつを「やらないこと、変わらないことを正当化する思考」に囚われているのだと説いています。

「人が本当の想いとつながり、純度がどんどん上がり、周りの人と共振しながら、まぶしいくらいに人が輝く場を創りたい!」そのために必要なことは、一人ひとりが根を生やして立つ「自分軸」を持ち、他人・社会を表す「他人軸」に対して、いかに思い・手法・技術を活かせる生き方ができるかということです。

他人軸に翻弄されず、自分軸を育てながら社会と関わることで、自分を健全に燃焼でき、エネルギーを出せるという話に会場の共感が広がっていきます。

勝屋氏のセミナーや講演に来ている人々のほとんどが30代40代で、名刺交換会での彼らは新たな気づきと勇気を得て確かに輝いていました。

定年前後の50代、60代で次なる人生に思い悩み、或いは不安に駆られている世代にもぜひ聞いてもらいたい内容でした。既成概念や組織に縛られることなく自分軸を確立し、幾つになっても感謝される仕事をする人になれるヒントが、勝屋氏の生き方にはあります。

(文 槇 徳子)

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