食べられる藻の種類

食べられる藻の中で最も有名なのが、ユーグレナでしょう。これはミドリムシの別名で、５億年も前から地球上に生息している「微細藻類」と呼ばれる微生物の一種です。

ユーグレナに次いで近年注目されているのは、スピルリナです。これはユーグレナと同じ微細藻類の一種ですが、約35億年前から地球上に生育していたと言われており、ユーグレナよりも以前から世界中で研究が行われています。

ユーグレナとスピルリナは異なる効果を持っていると言われ、この二種類の藻は健康に良い二大藻類として注目されています。

さらに、このほかにもクロレラ、ブルーグリーンアルジーなども徐々に広まりつつある藻で、食べられる藻は意外とたくさんの種類があるのです。

ユーグレナに含まれる栄養素

さて「藻活」の代表、ユーグレナは一体何がすごいのでしょうか？

ユーグレナには、59種類もの栄養素が含まれています。野菜や乳製品などに多く含まれるビタミン、ミネラルが合わせて23種類、タンパク質の構成要素として肉類などに含まれるアミノ酸が18種類、青魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸が11種類、その他身体に良いとされている栄養素が7種類ほど含まれているのです。

人間が生きるために必要なほぼすべての栄養素が含まれていると言っても過言ではなく、ユーグレナは「人間の完全栄養素」、「未来の食材」などと呼ばれることもあるほどです。

ビタミンの中では、ガン予防や免疫力強化に効果があるとされているビタミンＡ、抗酸化作用や老化防止に効果があるとされているビタミンＥ、カルシウムの吸収を促進し骨を強化するビタミンＤがそれぞれ含まれていて、ミネラルも、カルシウム、マグネシウムなどに加え、現代では取るのが非常に難しいとされている亜鉛や銅などの鉄分もきちんと含まれています。

亜鉛に関しては一日に必要な量11~12mgに対し、ユーグレナ100g当たりおよそ75mg、鉄に関しては必要な量10mgに対しておよそ43mgと、十分な含有量（※1）となっています。

ちなみに、ウイダーインゼリーのマルチミネラルは、一袋180gあたり亜鉛が2.3mg、鉄が2.5mgですから（※2）、ユーグレナに含まれる鉄分がいかに多いかよくわかります。

更に、ユーグレナが持つ栄養素の中で最も注目すべきは、地球上でユーグレナしか持っていないといわれている「パラミロン」と呼ばれる栄養素です。食物繊維のように消化されにくい性質をもったパラミロンは、中性脂肪やコレステロールなどを吸収し、体外に排出する効果、便秘改善やデトックス効果という優れた力を持っているのが特徴です。

※1 ミドリムシファミリー　ユーグレナの効果

※2 weiderマルチビタミン 栄養成分・原材料名

ユーグレナを食べることによって得られる効果

14種類のビタミンと9種類のミネラル、18種類のアミノ酸と11種類の不飽和脂肪酸、さらにパラミロンやクロロフィルといったその他の栄養素を持つユーグレナは、摂取することにより様々な効果が期待できます。

たとえば、がん予防効果、中性脂肪を下げる効果、骨の強化、老化防止、疲労回復などに加え、造血作用、血管や筋肉の強化、デトックス効果、便秘改善、ダイエット効果、美肌効果など。含まれている多数の栄養素があらゆる方向に働きかけるため、非常に幅広い効果が期待できるのです。

さらに、ユーグレナの優れているところは、細胞壁をもたないため、通常より体内への吸収率がよく、なんと普通に食べただけで90%以上の栄養素が体内に吸収されるという点です。
生活習慣病や、持病などの原因となる偏食を効率良く改善していく、まさに「未来の食材」なのです。

藻活を勧める理由:これまでとは異なる一歩攻めた美容法

ユーグレナがいかに万能な食材であるかということはご理解いただけたでしょうか？。

ユーグレナは日々の生活で不足しているあらゆる栄養素を補うと同時に、体内にある不要なものを体外に排出するサポートをしてくれます。太古の昔から地球上に存在し、動物的な要素と植物的な要素を併せ持ち、あらゆる栄養素を含有し並外れた効果を発揮するのです。

しかしユーグレナは、別名ミドリムシと言われ、そのイメージから虫のようでもあり、水中に浮いているアオミドロなどを想像し、どうしても食べてみるには抵抗がある方が多く、藻活に至らないというのが今の現実です。しかし、通常のサプリに飽きてしまったという方々、これまでとは異なる一歩攻めた美容法に挑戦してみたいという方々に、ぜひ「藻活」を行っていただきたいのです。なぜならば、ユーグレナは美容・健康に最適な、驚異的な能力をもつ食べ物だからです。