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健康
2019年05月17日

MCIと診断されたら、やるべきケア

Active Brain CLUB vol.9:
MCIと診断されたら、やるべきケア 2019.05.17定年後入門


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MCIの人が低下しやすい代表的な認知機能には、「エピソード(できごと)記憶」「注意分割機能」「実行機能」があります。

「エピソード(できごと)記憶」とは、過去の経験や体験したことなどの記憶で、誰と夕飯を食べたという状況とともに、その時の環境や感情の記憶を思い出すことです。この機能を向上させるためには、当日ではなく1、2日後に振り返って日記を書いたり、買ったものを思い出しながら家計簿つけたりすることが有効です。



「注意分割機能」とは、いくつかのものごとに注意を払いながら同時に行うことで、例えば、複数の料理の段取りを考えながら同時につくるといったことです。「注意分割機能」は料理以外にも、複数の人と会話したり、左右の手で違う動作をしたりするなどのトレーニングや、2つ以上の動作を同時に行うことで高めることができます。



「実行機能」とは、日常生活の中で段取りや手順などを考え実行することで、旅行の計画を立て実行するといったことです。機能の向上には、オリジナル料理のレシピを考えて実際につくってみたり、外出の計画を立てて出かけてみたりすることも有効です。これら代表的な認知機能を高めるには、記号記憶やスピード計算ゲームといった脳トレ(認知機能トレーニング)も有効です。

MCIを進行させないために、これらの機能を意識して生活することにくわえ、脳トレ(認知機能トレーニング)を日常生活に積極的に取り入れることが大切です。

掲載元「監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)」



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