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健康
2019年02月22日

仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフvol.13

芸能マネージャーだった青年がExcelのカリスマ講師となるも
40代で一次リタイアを宣言した訳とは
株式会社すごい改善 代表取締役 吉田 拳氏 Part1

仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフvol.132019.02.22働く


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吉田拳さんの著書はExcelのハウツー本として異例の大ヒットとなっている。「たった一日で即戦力になるExcelの教科書」、「たった1秒で仕事が片付く Excel自動化の教科書」、「1万人の業務効率を劇的に改善したExcel速業BEST 100」など、累計25万部に届く勢いだ。現在カリスマExcel講師として銀座を拠点に教室を展開、延べ3000人にExcelの効率的な利用ノウハウを伝授してきた。

親身のハンズオン指導を貫くために教室で1回の授業を受ける人数は12人までとしているが、一回の受講で財務分析ができるぐらいまで身に付くと評判が評判を呼んでいる。2010年の起業からあっという間に「アラフォー」で手にした成功。現在はオンラインセミナーを準備する新たなフェーズに入ってきているというが、吉田さんは学生時代から起業を夢見ているような若者ではなかった。

「就職活動ではレコード会社を狙っていたんです。ソニーミュージックとか、メジャーなレコード会社の試験をいくつも受けましたが、ことごとく受からなかった。」とにかくエンタメ業界に憧れていたので、最初に仕事として就いたのは歌手、高橋真梨子の付き人だった。

「高橋さんは大スターなので、マネージャーが3人いる中の、自分は2番手でした。その頃も全国ツアーで忙しく、ツアー現場に先に入って打ち合わせ、コンサートを成功させるための確認作業など、諸々のお膳立てを完璧にする仕事が中心でした。」
やり甲斐もあり楽しい仕事ではあったが、日々全国を延々飛び回って寝る暇もなく準備に追われる仕事は、如何せん若い体でもこたえた。

付き人業に慣れた頃、マーケティングなどビジネスに関わりたいと思うようになった。

マーケティングの分野にアンテナを向けた結果、次にご縁があった職場は、セールス プロモーション エージェンシーで、念願のマーケティングの仕事に就くことができたのだが、予想外のノルマなど次第に置かれている状況を見直す必要に迫られていった。

「今振り返れば、自分は結局、典型的な指示待ちサラリーマンでしたね。受け身、自分から動かない、言葉は悪いがクソサラリーマン。」その後3社目、4社目と転職を繰り返したが、何故か新たな仕事、職場を得ても心晴れない日が続いた。

Part2へつづく

(文 槇 徳子)

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