Active Brain CLUB vol.52:感情抑制に適した脳トレとは2020.01.31定年後入門

抑制する力は、行動制御の脳トレをすることでも鍛えることができます。

ここでの行動制御とは、左右それぞれ別々の動きをすると、思わずどちらかにつられてしまうという行動を意識的に制御する機能のことを言います。

本来、行動制御の脳トレは、前頭前野と運動連合野や運動野などの運動領域の情報を処理する力を鍛えるためのものです。行動制御の脳トレでは、例えば、左右の手で違う動きを同時に行います。左右の手で同じ動きをシンクロして行うときは、脳には強い負荷はかかりません。しかし別々の動きをしようとすると、左右の手がシンクロしないように強く意識し、自然にシンクロして動いてしまうことを抑制します。

行動制御を手軽にできる脳トレの例としては、下の図のように左右の手で違う動きを繰り返し行います。利き手は、「グー・パー・チョキ」の順番に、利き手でないもう一方の手は「パー・チョキ・グー」の順番で動かします。

まず、それぞれの手の動作を練習します。次に、同じタイミングでできるだけ早く両手を動かします。30秒間に4回繰り返せるように練習しましょう。

そのほか、「Active Brain CLUB」には、行動抑制のトレーニングもあります。

例えば「赤押して」は、赤と青の様々な記号が表示され、赤が出たら押しますが、青が出たら押しません。瞬間的に記号の色を判断し、青では押さないという行動抑制が必要となります。

こうした抑制力を鍛える脳トレを続けることで、怒りを抑制するだけでなく、イライラや不安を調整する効果も期待できます。

掲載元「監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)」


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