侮れない“ネムリノチカラ”
自走人生のススメ vol.28:侮れない“ネムリノチカラ” 2019.10.30定年後入門
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「おはようございます。快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです」
ヨシダさんからのメールマガジン『ネムレール』が配信された。その中に「早くから目が覚めて困ります」という記事を見つけた。
筆者も50歳を過ぎた頃から「朝の目覚めが早くなった」と実感し始めた。同年代の仲間や先輩からも異口同音に「歳を取ると早起きに…」と聞かされてきたので、「ようやく“年寄り”の仲間入りをしたのか」と思ったものだ。
ヨシダさんは、「睡眠障害と呼ばれるものはたくさんありますが、早くから目が覚める『早朝覚醒』と呼ばれる方は多くいらっしゃいます。『俺も歳をとってきた証拠かな』とおっしゃる方もいるのですが、もしかすると違う場合もあるかもしれません」という。
人は光で睡眠の“ON・OFF”がコントロールされている生き物であり、そのため「昼間活動して、夜休む」ように設計されている。ところが、冬と夏では光のあたる時間に差が生じる。日の出が早い季節ならば、東京だと4時半から明るくなり始めている。寝室の環境によっても起きる時間が変化することがあるのだそうだ。
ヨシダさんは、「朝までぐっすり睡眠をとることが出来れば、ココロとカラダが軽くなります。7、8時間の睡眠時間が確保できれば、パフォーマンスは2倍、3倍と上がります」という。そして、「ヨシダ流“オーダーメイド睡眠術”」を日々指南している。
身近であるだけに「問題意識もなくやり過ごしがち」になっている睡眠だが、人生100年を考えると、はまだまだ長い付き合いをしなければならない。「ネムリのチカラ」は侮れないのである。
夕刊フジで毎週金曜日に連載中
日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指すシニアを応援。ポータルサイト『定年3・0』を通じ、コミュニケーションスタイル診断アプリ「コミスタ」を無料提供中。

- 得丸英司(とくまる・えいじ)
- 1957年生まれ。「一般社団法人定年後研究所」所長。星和ビジネスリンク取締役常務執行役員。
大手生命保険会社で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。