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3. 60歳以降の生活予想

■ 3-1 50代の「生活イキイキ度」変化
60歳以降の「生活イキイキ度」アップ予想は 男性>女性!働く50代女性の約4割が、「生活イキイキ度」はダウンと予想

60歳以降の生活について、自身の生活の「イキイキ度」の変化を聞いたところ、男性は33.2%、 3人に1人が「生活イキイキ度」が「上がる」と予想していますが、女性で「上がる」と予想したのは25.0%で、男性の方が約8ptも高い結果となりました。一方、女性は60歳以降、「生活イキイキ度」が「下がる」と予想した人が約4割(38.0%)と、「上がる」と回答した人を13pt上回りました。男性の「下がる」と予想した人の割合(27.5%)と比べても約11pt上回っています。(図7)

この結果、男性の方が60歳以降の生活に期待している割合が高く、女性は男性よりも60歳以降の生活を楽観的にみていないことが明らかになりました。

(図7)定年後の「生活イキイキ度」は現在より上がる?下がる?
男性(n=1,000) 女性(n=500)

60歳以降の生活予想として生活イキイキ度が「上がる」あるいは「下がる」と予想した主な理由(自由回答)は以下となっています。

生活イキイキ度が「上がる」と回答した人の意見からは3つのキーワードが、「下がる」と回答した人の意見からは、4つの「キーワード」が明らかになりました。

 

「イキイキ度上昇」予想理由≫キーワードは「やりたいこと・好きなこと」・「時間の余裕」・「解放」!


1)やりたいこと・好きなことができる
2)時間が増える

・「勤続30年を過ぎてもう仕事に対するモチベーションがなくなってきたので、のんびり暮らしてみたい」(男性/52歳)
・「定年後、自分のやりたかったことを計画的に準備している。時間を有効に使って楽しみたい」(女性/56歳)
・「好きなことを思いきりやれる。時間に余裕が持てる」(男性/58歳)など


3)仕事などのストレスから解放される
・「家でも仕事のことを考えずに済む。嫌な上司と一緒に仕事をしなくても済み、毎日ストレスを感じることがなくなる」(男性/53歳)
・「職場の人間関係がストレスだから」(女性/57歳)など

 

「イキイキ度低下」予想理由≫キーワードは、「経済面」・「生きがい」・「健康面」…定年後の不安


1)経済的な不安(収入減、年金が少ないなど)
・「蓄えがなく生活に困ると思う」(男性/50歳)
・「延長雇用制度はあるが給料が激減するからモチベーションが下がる」(男性/58歳)
・「たいした年金がもらえない可能性と、貯蓄がないため不安」(女性/52歳)など


2)やりたいこと・やりがいがない
・「時間の過ごし方に戸惑うと思う」(男性/56歳)
・「フルタイムの共働きで忙しく生活してきて趣味らしい趣味もないので、時間を持て余すのではないかと心配」(女性/55歳)など


3)(生きがいのよりどころとしての)仕事がなくなる
・「仕事が日課なので、無くなるとやることがなく、やる気が失せそう」(男性/56歳)
・「仕事が好きだから、なくなるとイキイキしない」(女性/53歳)など


4)健康への不安
・「体調の維持が不安。これからどんどん悪いところが出てきて生活に支障が出るのではないか」(男性/54歳)
・「身体が衰えてくるから」(女性/50歳)など

 


■ 3-2 現60代の「生活イキイキ度」
現60代の生活イキイキ度は69.4
60歳になる前に、「友達づくり」や「家族との関係づくり」をした人、現在の友達が多い人のほうが、イキイキ度が高い


現60代の男性に、現在の「生活イキイキ度」を100点満点で示してもらったところ、平均すると69.4というスコアとなりました。

この60代の「生活イキイキ度」を50代に定年後の準備として取り組んだものとの関係をみると、50代に「友達づくり」や「家族との関係づくり」を行った人の、現在の「生活イキイキ度」が高くなっています。また、現在の友達の人数との関係をみると、友達がいない人より、友達の数が多い人のほうが、生活イキイキ度が高くなっていることがわかりました。

60歳以降の生活を見据えて、50代のうちから、友達や家族などとの人間関係の再構築を心がけた人ほど、イキイキ暮らしており、60歳以降の生活準備としてコミュニケーション力を高めることが大切になるといえそうです。

60代男性(n=500)
(図8)現在の生活はイキイキしていますか?
(定年前に準備したことと現在の生活イキイキ度の関係)
60代男性(n=500)
(図9)現在の生活はイキイキしていますか?
(現在の友達の数と現在の生活イキイキ度の関係)

4.50代会社員が60歳以降の生活に向けて企業に望むこと へつづく
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