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企業向けコラム
2020年08月03日(金)

アラフィフ世代も注目!阿川佐和子さんのシニア婚

阿川佐和子さんのコメントに見る結婚のメリットとは

2017年5月9日、エッセイストでタレントの阿川佐和子さん(63)が元大学教授の一般男性(69)と結婚したことを発表しました。

「阿川佐和子さん、元大学教授と結婚 『穏やかに老後を』」によると、阿川さんは結婚について「今後はできることなら、互いの健康を気遣いつつ(これが何よりのテーマです)、足腰が丈夫なうちにできるだけたくさん好きなゴルフをし、おいしいものを「おいしいね」と言い合い、くだらないことに笑い合って、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます。」とコメントしており、支え合いながら過ごす時間に期待を感じている様子。このニュースは婚活に悩むアラフィフ、アラ還世代を大いに勇気付けてくれました。

実はシニアの結婚は増えている?!

先日、厚生労働省が発表した(2015年調査ベースの)平均寿命は、男性80.75歳、女性86.99歳(※1)。これは過去最高の数値です。今や、長寿国である日本において、リタイア後の時間をどう過ごすかは大きなテーマになっています。長い人生、独身を貫いてきた人、パートナーと離別・死別した人があらためて結婚を考えるということも十分選択肢として考えられます。

しかし、シニアの結婚は難しいのでは…?そんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。生涯未婚率は上がり続けており、2015年の国勢調査では男性23.37%、女性14.06%(※2)と過去最高。たしかに現在結婚はハードルの高いものになりつつあるように見えます。

ですが、生涯未婚率というのは50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人の割合のこと。50歳以上の婚姻件数のみに注目すると1980年から3倍以上に増加しているのです。2015年に結婚を届け出た男女のうち同居時の年齢が50歳以上だった男性は初婚・再婚含め26502人、女性は14577人!これだけの人数が結婚していると考えると、シニア世代の結婚も案外難しくないように思えてきませんか?

シニアを対象とした婚活サービスも増加しつつあります。お見合いやパーティーなど様々な形態でパートナーを探せる環境がととのってきているのです。年齢を重ねてから相手を探すことはもはや当たり前、これからもこういったサービスは増えていくことでしょう。「老いらくの恋」と揶揄される時代は終わったのです。

厚生労働省人口動態調査(※3)より筆者作成 初婚・再婚を含む総数

50歳からの結婚に立ちはだかる課題とは?

もちろん、年齢を重ねてからの結婚には課題もあります。例えば財産のこと。入籍すると配偶者として財産を相続する権利が与えられます。初婚同士なら問題はないのですが、離婚したパートナーや子供がいる場合、相続でトラブルになることが多いのです。また、歳を重ねると自分のライフスタイルができあがっているため、相手と生活リズムを合わせるのが難しくなってくるという問題もあります。

一方で、これらを解決する手段として「事実婚」「通い婚」「週末婚」などがあります。籍を入れることにこだわらず、パートナーとしてお互いにちょうどいい距離感で生活するのです。家族や結婚の形は多様化しつつあり、自分たちにあったやり方で関係を築いていくことができる社会になってきたと言えるでしょう。

介護や相続について事前にしっかりと話し合っておけば、将来についての問題も少なくなります。むしろ、入籍という形にこだわらない方が、本当に自分の価値観にあった人と出会い、過ごすことができるかもしれません。

年齢にとらわれない出会いを!

阿川さんは週刊文春(2017年5月25日号)に寄稿した手記「阿川佐和子独占手記 『今更ですが 私、結婚しました』」の中で結婚相手のS氏について「情緒の安定した部分が、思えばS氏と一緒にいてホッとする、いちばんのポイントかもしれません」(※4)と書いています。

ご自分で「我ながら情けなるほどカッとなったりイライラしたりしやすいタチ」(※5)だという阿川さん。「きっと相性の問題なのでしょう。我が儘でお調子者の私のことを上手に操縦し、心を穏やかにさせてくれる能力に関しては、実に巧みだと、そこに関しては脱帽します。」(※6)という言葉からは、自分と違う性質を持った人と補いあっていく喜びが感じられます。

もちろん喧嘩することもあるかもしれませんが、パートナーがいると自然と相手から刺激を受け、生活にハリが出てきますよね。

結婚によって得られるメリットは現実的なこともありますが、阿川さんのコメントを読んでやはり何よりも精神的なつながりによって癒しが得られることが大きいのだと感じました。長い人生において、親の介護、自分の体のこと、老後のお金……不安は尽きないなか、何かトラブルが起きた時に一緒に乗り越えてくれる相手がいるというのは心強いもの。日常で起こる些細な出来事に笑いあったり、時々旅行に行ったりと、楽しいことが増えることも大きいはずです!

一方で、結婚はしていたものの、パートナーと離婚・死別した人、仕事や趣味に熱中していて結婚するタイミングがなかった人にとっては、60代は仕事や子育てもひと段落して自分の時間が取れるようになるタイミングなのかもしれません。

ある意味でここからが本当の自分の人生のスタートであるとも言えるでしょう。自分だけの人生、大切な人と充実した時間を過ごしていくことをおそれる必要はありません。 年齢にとらわれず、新しい出会いに前向きになってみませんか?

出典

1厚生労働省第22回生命表

2平成27年国勢調査

3厚生労働省人口動態調査

4-6「阿川佐和子独占手記 『今更ですが 私、結婚しました』」週刊文春5月25日号

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